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7月, 2005の投稿を表示しています

日記って、こんなに切ないんだ。

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GREEの本が好きな人の中で上がったトピ「今までに一番泣いた本は?」で紹介されていた本「 1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記 」。 脳に起こる病気で、徐々に反射神経が鈍り、最終的には脳の機能が低下してしまい死に至る病気を発病した、亜也さんの中学生から自力で書き続けられるまで続いた日記を書籍化したものです。 毎日の出来事共に、病気の事が自らの言葉で書きつづられているため、とてもリアリティがある内容です。 日記の中で、徐々に自分の力でできなくなることが増えていくことへの不安、病気への不安、親への感謝などがつづられ、私も同様に涙しながら読み進めました。 中学卒業後は公立高校へ通っていたものの、病気の悪化に伴い養護学校に転入することになったこと、反射神経が鈍くなってしまうため、家の風呂で転んでしまい縫う程のけがをしてしまったこと。 そして、周りにいてくれる人たちのことを亜也さんの言葉が、少しずつつづっています。 日記は19歳頃で止まってしまいました。 最後は、お母さんと担当の医師の手記で締められていました。 何よりもお母さんの手記が最も辛く痛く心に刺さりました。長女である亜也さんが病気だったため、弟と妹にはあまり手が掛けられなかったこと。しかし、そんな姉がいたために、それぞれにしっかりと自分の道を見つけて歩き始めてくれていることなど、亜也さんがいたことで家族はこうあれたのだと感謝の念で締められていました。 涙無しでは読めない日記でした。 お母さんが書かれた闘病の手記もあるようなので、そちらも合わせてお薦めします。

やはり宗教回帰。

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罪と罰 とうとうこの名作に手を出してしまいました。 もっと展開が激しいかと思っていましたが、主人公の犯した罪に対し、ロシア的な宗教感を絡めた話で、なかなか読み解くのが難しい内容でした。 雰囲気は太宰治に似ているかも知れない。 読んでいてまず思ったのは、ロシア人は名前を覚えるのが難しい。 登場人物でも名前が似ている人がいる上に、よく名前が変わる。本名をフルネームで使って呼んだり、ニックネームになったり、偽名(?)になったりと、登場人物が増えると名前が混乱しそうになりました。 罪を犯した主人公は、自分が捕まらない事に苦心し精神的に病み続ける中、周囲には何も知らなかった家族や友人が詰め、その中で真実を語るべきか否かをまるでゲームのように取り始める。 やはり東ヨーロッパの宗教観が色濃く残り、最後は救いと解放が主人公にやってくるのではあるが、キリスト教感であるためか、いまいち理解に苦しむ点が多い。 やはり、その生活感や雰囲気を租借できていなかったのかも知れない。 ただ、主人公の破天荒な行動について意味が描かれていない点も多く、無理矢理話が進んでいるように感じた点もあった。 それでもやはりロシア風の重苦しさが残り、名作の余韻が響いていた。

本当にこの人は親日なのか??

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殴り殺される覚悟で書いた親日宣言 4/17購入。5/3読み終えました。 かなり遅めの書評であまり憶えてません。 かなりタイトルが過激ですが、内容はうってかわって穏健派。 著者も日本在住またはよく来日している方かと思いきや、全くそうではないらしい。 そのため、部分的には思いこみで書かれたような表現も多く、どうして韓国でこれを発行し親日といえるのかが疑問だ。 日本と韓国が対立している事もあり、それと対すれば親日家も知れないが、 私が一度しか行ったことのないインドネシアに親近感を持っているのと同じようなものではないか? 親日と言うにはほど遠い冠を被ってしまっているため内容負けした感じがします。ただし、その分、落ち着いた内容で読みやすいと感じます。 これならまだ、シン・スゴさんの書かれる本の方が内容が過激だわ・・・。

体が資本!

何をするにも体が資本にもかかわらず、 最近、ちょっとした病気に良くかかってます。 3週間程前には、ものもらいで目を腫らし、 そして今週は急性蓄膿(正確には急性副鼻腔炎)にかかり、薬で治療をすることになってしまいました。 抗生物質とアレルギー対策の薬が強めのため、 薬を飲んだらぐったり・・・。 仕事できる状態じゃなくなってます。 電車でも寝てしまうし、いつも動いていた程体が活動できない・・・。 なんだか辛いです。 副鼻腔炎の治療が早く終わりますように・・・。 来週はお客さんのシステムカットオーバー。 ゲームオーバーにならないように取り組まなければ。

Sleipnir2が開発進行中のようです!

突然の事故(?)で開発が中断されていたSleipnirでしたが、 株式会社を設立し、開発を継続されることが発表されていました。 とてもうれしい。 現状はアルファ版が公開され、7月の中旬にベータ版公開を予定しているとのこと。 ひとまず、これまでの状況を取り戻した、というところですね。 firefoxが爆発的に普及してきた中、Japanese Userを取り戻すことができるのでしょうか。 とりあえず、次のベータが出たら、試してみようかな、と思ってます。

詐欺やって心痛みませんか???

最近のニュースで、詐欺事件多いですね。 今日も、詐欺リフォーム問題で業者が逮捕されたというニュースが流れていましたが、私と同じ年の人たちが、こんな犯罪に手を染めているということに愕然としました。 自分の中で嘘だとわかっていることを、相手に対してはそれが事実であるように伝え、そしてお金を搾取する。 それを当然のように重ねて、その搾取の率をどんどんあげていく。 そんなことを生業としている人たちの気持ちが、私には理解できません。自分の中ではそれが嘘だと分かっているのに、どうしてそれを相手に真実と信じ込ませることができるでしょうか。 自分と同じ年齢の人が逮捕者に含まれていたため、リアリティが沸いてきましたが、理解できない壁を超えることはできませんでした。 人を欺くことは知っているのに、仲間を信じたりはできるんですね、きっと。 人の良心ってなんだろうと考えたら、少し切なくなりました。 おわり。